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少々重いのです。しばらくお待ち下さい

 

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学生(卒業生)の作品
天使=北村夕佳、車=進藤陽一、ネコ=佐藤光、sound junkie=岡部慶彦、CYBERIA=田口豊、
浮遊する目=高尾裕美、鼻からニュ=湯川久美子、胎児=山下奈美、「亜」=西石垣裕美、
たらこくちびるより大きい=中田敬子、頭がドット=高橋智、K's Hair、高橋佑子、
柔らかいけど尖がっている=渡木憲介、燃えている?=北島誠

*タイトルのようなものは鍋島=講師がこのHP用にが付けた仮名です。

以上の作品は造形Uでの課題を今回HPの為に鍋島がデジタル化、
そして多少のアレンジ(色を加えたり、動作させたり)をしたものです。
この課題は図案化した形態に繰り返し修正を加えて、
その変化を自分自身のものとして経験する事により、
外にあるものを内のものとし、内のものを外のものとする、
=表現?
を考えるものです。

「造形の時間はくたびれる」とよく聞きます。
造形は結果が非常に即物的に表れて手応えがあると思うのですが、それだけごまかしは効かないのです。それに結果がでるまで時間がかかることが課題になるのが多いのです。そのせいかもしれない?
それに自分の頭でものを考えるということ。それがひょっとすると最大の課題なのかもしれないのだけれど、それはそうし続けるのは、確かにくたびれるでしょう。
しかし、得られるものの大きさを思えばたいしたことはないし、「いっぱいいっぱい」でやるのは当たり前だし、
その持続が必ず実を結ぶという実感を持って欲しいのです。
目が大きく描いてある。
目はインパクトが強い器官なので、
つい大きく描いてしまう。
印象の大きさと実際のメジャーで計った大きさとでは
異なっているというあたりまえのような話。
そして、
立体でつかむということが、
ここではレリーフとしてつかむということでもあり、
触覚的なものをも含んだ内容なのだとわかるところまで描いた。
首と頭部との関係とか、
観念的に処理してあるところと、
丁寧によく見たところが混じっている。
自画像を描くと、
真剣になるあまり、
描かれた表情がきつくなるのはよくあることなのだけれど、
これはだいぶ違う。
それは、
取り組みかた=態度=「見る」ということへの
距離のとりかた。
冷静さとか、持続力とかを感じさせる。
ゆっくりなのだけれど、
着実なものがある。
講師の手伝った跡が少しあるのだけれど、
カタマリとしてつかんでいこうというような感じがあって、
それはもとからあったものだ。
鏡に映っている自分を描くのは
非常に難しい。
それで、その補助としての資料を用意する。
しかし、
その上にこれは実際に鏡を見ている感じを持っている。
実際にみつめることでの葛藤が形に表れる。
それも実は課題。
もう少しネバって欲しかったかな。
かなり冷静に観ているようでいて、
鼻が小さかったり、
眉毛が
「描いた」眉毛のようになっている。
鼻が小さいのは女の子達のデッサンに多いようなのだけれど、
「可愛く見える」ようにという希望とか
そんなことなのだろうか。
「可愛い」は「カワイイ」と違うことなのか。
簡単に結論を出してしまうとつまらない。

丁寧さとか、繊細さとかは手の技術の問題ではなくて、態度の事。
この課題にこのように応えているのは良いし、
もう一つの課題では
ちゃんとそれだけでないことを
表現している。
北村
北島誠作品
渡木憲介
高橋祐子作品
自画像/造形V 鏡を見ながらの素描。
参考資料として、同一角度で撮った写真とそれをPCでモザイク化したもの。
紙に鉛筆

第61回生
高橋智作品
造形思考を身につけていくということは意識的自覚的な作業です。
そしてそれは、
自分自身の感覚、知覚に問いかけつつ、
世界に対する認識を深めていく(=開いていく)ということなのでしょう。
その結果はその段階、その段階で具体的、即物的に現れます。
それが手がかりです。
紙と鉛筆による/造形T

意識の持ち方=方法論がどのような表れとなるのか、
体験します。上手とか下手でなく、どのように考えているのかが、その結果を左右しているかとういことです。
左の作品はピーマンをモチーフとして、
紙粘土で造ったものです。
原寸の10倍ほどの大きさで作業しています。
手の中でじかに形態をつかみながらの作業です。
視覚と触覚の共同作業というより、
更に複合的な感覚の統合から生まれるものです。

紙粘土にアクリル絵具で着彩/造形V
面取り石膏像などでの、調子と面の方向の関係をつかんでいく実習より、更に単純なものです。
1)写真のデジタルによるモザイク化
2)鏡で確認しながらの調子の受動的な紙と鉛筆による模写 /造形U
第62回生阿部
道高
「調子」の理解には、いろいろな段階があります。
下の、写真を使用して単純化された課題による作業例を見てください。
立体的な形態を調子で把握するメカニズムがよく整理した形で経験されることがわかります。
メイクで「シャドウ」という「陰影」のつかみにも直結しています。
各調子の配置、分布がどこまでつかめるでしょうか。
学生作品資料へ
造形言語の
基本的な事柄を学ぶということは、
まず自然に学ぶということだ、
と考えます。
しかし、
全くの原初的な状態で自然に臨むことは
不可能であり非現実的です。
そこで、
導入としては、
歴史的に長期に渡って
人類が使用してきた
方法論のいくつかを学び、
自然と向き合い
自分の体感を尊びながら
その現実性を確かめていくというように
すすめていこうかと考えています。


*形態*調子*構成
こういった言葉が本来持っている意味も
問い直していくことになるでしょう。
オリジナルという言葉の意味がそこから
あらためて見えてくるのではないか、
そんなことも期待します。
Arts & Design